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藤野くんのウホウホ顕微鏡シリーズ 〜ナタネキバサナギガイ〜

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    冬、一面の銀世界が広がる中池見。
    でも、湧き水のあるところは雪が積もらず、小さな小さな生き物たちの避難場所になっています。
    こぶしほどの石をひっくりかえせばそこには…

    いた!ナタネキバサナギガイ!
    大きさは約2弌∪長して大人になると殻がたわら型になり、殻の出口に6本の歯ができることが特徴です。


    こちらの個体は大きさ約1.2弌殻の形は普通のカタツムリみたい。
    というわけで、この個体はまだ子どものようです。
    目いっぱい殻を持ち上げて歩いています。寒そう!
    人間で言えば肩をすくめてつま先立ち、といったところでしょうか?


    こっちは殻から目玉だけ出しています。
    なんだか丸っこい殻がコタツみたいで、暖かそうですね笑

    このところ、気がめいるようなほの暗い天気が続きますが、
    うつむいたときこそ小さな生き物と出会うチャンス!
    皆さんもいろんな生き物を探してみてくださいね。

    雨上がりのカタツムリたち

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      一週間以上降り続いた長雨もやっとひと段落。晴れ間が戻ってきました。

      湿度も気温も急上昇中の中池見には、カタツムリがたくさん!


      みんな水浸しになった地面にいられなくなってしまって木の幹に上っているようでした。
      種類まではわかりませんが、どちらも白くてきれい!(どうやら種類は違うようです)





      雨が降って大喜びなのは水辺の貝たち。

      コシタカヒメモノアラガイ(上の写真)は完全に水生のモノアラガイの仲間でありながら
      普段は水際の陸上で暮らしている変わり種です。乾燥が苦手なくせに乾いたところにいるのでなかなか顔を見せてくれません。

      下の写真はこのブログにもたびたび登場しているナタネキバサナギガイ。
      まだ子どもなのかいつも見るものより少し丸っこく見えます。





      おしまいは変わった姿のカタツムリ、オオケマイマイです。
      その特徴は何と言っても殻のふちの毛!
      雨上がりによく見かけます。

      どんなに小さくてもオオケマイマイは、オオケマイマイなんですね(笑)

      藤野くんのウホウホ顕微鏡シリーズ 〜カワニナの稚貝〜

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        中池見には10種以上の淡水巻貝が生息しています。
        なので、見慣れない貝を見つけたときは
        よく見てみないと種類を見間違えることがあって
        特に小さな貝は、元々小さな貝なのか大きな貝の稚貝(貝の子ども)なのかを
        見極める必要があります。

        今度見つけたのはこんな貝。
        カワニナ稚貝

        大きさは1mmくらい。
        初めは、藻が生えていて巻貝なのかさえよくわかりませんでしたが、
        しばらく観察していると下の方から触角が見えてきました。

        中池見の巻貝のうちでこんなに長い触角をもっているのは
        カワニナやタニシの仲間だけです。
        そして、この貝を見つけたのはカワニナの生息地なので、
        どうやらこの貝はカワニナの稚貝のようです。


        でも、まだよくわからない。
        ちょっとひっくり返してみると・・・
        カワニナ稚貝
        顔が見えました。触角の根元にある黒い点が目です。
        その他にも殻の入り口の形や、
        写真には写っていませんがフタを持っているなどの特徴から
        カワニナの子どもに違いなさそうです。


        途中までは、かえらしい顔やな〜なんて思いながら撮影していたのですが、
        しばらくたっても一向に起き上がる気配がありません。
        どうやらカワニナの子どもは自力で起き上がれないようです。
        (もしかするとこの子が鈍くさいだけかもしれませんが)

        カワニナは巻貝としては珍しく、卵を産まずに直接稚貝を産みます。
        その理由は、かたい殻を持たない幼生を生むよりも、
        ある程度しっかりした子どもを生んだ方が
        生存率が上がるからだと言われていますが、
        こんな様子を見ていると他人事ながら心配になってきます(笑)


        ちなみにこちらが大人のカワニナ。
        カワニナ
        殻の長さが4cmほどもある大きな貝でした。
        螺肋(殻のすじ)と触角の模様がオシャレ!

        自力で起き上がることもままならない稚貝が
        立派な成貝になるまでいったいどれだけの時間がかかるんでしょうね


        藤野くんのウホウホ顕微鏡シリーズ 〜コビトノボウシザラ〜

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          昨年、中池見で見つかったコビトノボウシザラ。
          名前を聴いただけではどんな生き物なのか
          想像もつかないかもしれませんね。
          早速ご覧いただきましょう。

          (画像大きくなります)
          コビトノボウシザラ 
          コビトノボウシザラ(ガラスの裏側から見ています)
          コビトノボウシザラはカワコザラガイ科の巻貝で、
          大きさは2〜3mmほどしかありません。

          この貝の特徴はなんと言っても殻の形です。
          カワコザラガイ科の仲間は殻が皿を伏せたような
          形をしているのが特徴なのですが、
          コビトノボウシザラの殻はその「皿」に
          半分ふたをしたような形をしていて、
          昔話に出てくる小人がかぶっている帽子に
          そっくりなことからこの名が付きました。

          カワコザラガイコビトノボウシザラ
          左がカワコザラガイ、右がコビトノボウシザラ(上の写真とは別の個体)。
          どちらも頭が下で、腹側から撮影しています。
          コビトノボウシザラのつぶらな瞳がかわいいですね!
          (写真ではわかりづらいですが、カワコザラガイも顔はそっくりです)

          コビトノボウシザラは外来種だと言われていますが、
          日本では極めて限られた範囲でしか見つかっておらず
          侵略性は低いと思われます。
          中池見での様子を見ていても、混生しているカワコザラガイに
          押され気味で一向に増える様子はありません。

          コビトノボウシザラ
          横から見たコビトノボウシザラは台形に近い形をしています。
          ちなみに、よく似たカワコザラガイは横から見ると三角形をしています。

          コビトノボウシザラコビトノボウシザラ
          左は若い個体で、右は老熟個体です。
          若いころはカワコザラガイとよく似ていますが
          大きくなると急に殻口(殻の出口)が広がって
          ひょうたんのような形になります。
          こんな形になる貝は他にはまずいません。

          とても不思議な巻貝、コビトノボウシザラ。
          外来種だと言われても無下にできない、とても魅力的な存在です。




          個性色々!二枚貝の顔「水管」に注目してみた。

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            毎日、暑い日が続きますね。
            このところはまとまった雨も降らず、湿地の中はまるで蒸し風呂のようです。

            涼を求めて後谷へ行くと、水路の中にたくさんの二枚貝がいました。
            二枚貝にとっても今年の夏は暑すぎるのか、
            いつもより大きく殻を開いているように見えます。

            二枚貝
            (画像大きくなります)
            写真に写っているのは口ではなく「水管」という管です。
            二枚貝には、ものを食べるための口がありません。
            そのかわりに、この水管で水中の有機物やプランクトンを吸い込んで
            えらでこしとって食べるのです。
            二枚貝は体のほとんどが殻の中に納まっているため、
            普段、外から見えるのはこの水管だけです。
            二枚貝にとって「顔」であるとも言える水管、
            もう少し詳しく見てみましょう。

            ドブガイの仲間
            こちらはドブガイの仲間。
            少しわかりづらいですが、ドブガイを含むイシガイ類の水管は
            水を吸い込む入水孔(写真左側)と、
            吐き出す出水孔(右側)に区切られています。

            ドブガイの仲間の水管は内側にトラ模様があるのが特徴で、
            入水孔は細長く、異物を感知する突起が発達しています。
            逆に、出水孔は丸く、突起がありません。
            ドブガイはしっかり殻を開いて模様のある水管をのぞかせているので
            他の貝に比べて華やかな感じがします。

            ヨコハマシジラガイ
            続いてはヨコハマシジラガイ。
            始めの写真と同じ種類です。
            ドブガイと違って殻の開き具合は小さく、水管に目立った模様はありません。
            また、入水孔(写真左側)だけでなく出水孔(右側)にも突起があって、
            二つの穴は形も大きさもよく似ています。
            ヨコハマシジラガイは流れのある水路の底で
            石の隙間などに挟まるようにして暮らしていて、
            水管を見る機会はあまりありません。

            マシジミ
            これはマシジミの水管です。
            シジミの仲間は2本の独立した水管を持っているのが特徴で、
            1本の水管の出口を仕切って入水孔・出水孔として使っている
            ドブガイやヨコハマシジラガイなどのイシガイ類とはかなり違います。

            出水管と入水管が独立しているとはいえ、
            入水管にはイシガイ類と同じように異物を感知する突起があり、
            機能的にはイシガイ類のものとほとんど変わりないようです。
            シジミ類の水管の特徴はなんといってもその長さで、
            長いものでは自分の殻の大きさと同じくらいの長さになります。
            そのため、水管めがけて手を伸ばしても
            思いのほか深く潜っていて捕まえられないことがあります。

            泥や石の間から水管をだす二枚貝を探すのは大変ですが、
            揺れる水面から目を凝らして水底にある水管を見つけたときは
            喜びもひとしおです。
            種類によって、また個体によっても表情が異なる二枚貝の水管。
            暑い日が続きますが、川につかりながらの貝探しはとても気持ちがいいですよ。



            梅雨のカタツムリ三種盛り!

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              梅雨入りと同時に、ようやくまとまった雨が降りました。
              きっと、いろんな生き物たちが、
              喜び勇んで動き回っていることでしょうね。

              ちなみに、先日、久しぶりに雨の降った中池見では、
              待ってましたとばかりにカタツムリたちが姿を見せ始めました。

              ナタネキバサナギガイ
              普段は湿った落ち葉の裏にいることの多いナタネキバサナギガイ。
              なたねのような形をしていて殻の入り口にキバのような突起があることから
              この名前が付きました。

              大きさは2~3mmほどしかありません。

              県内でも限られた湿地でしか見つかっていないというのが信じられないくらい
              たくさんいます。

              ナタネキバサナギガイ
              よくみるとなかなかかわいい顔をしていますね(笑)

              同じ場所にはナガオカモノアラガイもたくさんいました。

              ナガオカモノアラガイ
              大きさは1~2cmくらいです。

              ナガオカモノアラガイは体の大きさの割に殻が小さく、
              殻の中に体を引っ込めることが出来ないのが特徴で、
              そのために他のカタツムリよりも乾燥に弱いことが知られています。    

              別の日、スタッフが毛の生えたカタツムリを見つけたというので
              写真を見せてもらいました。
              オオケマイマイ
              そこに写っていたのはオオケマイマイ。
              殻の縁に殻皮毛と呼ばれる殻の一部が変化してできた毛が生えているカタツムリです。
              こちらは、殻の大きさが3兌紊らいです。

              落ちている殻を見かける機会が多い割に、
              生きて地面をはっているのはめったに見られないので、
              写真を撮ったスタッフがうらやましいです(笑)



              グロキディウム、ヨシノボリにがっちりくっついてます。

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                今日の中池見は快晴。

                先日、1年半飼育していたフネドブガイが亡くなり、
                あまりにさみしかったので先々週新たに小さなフネドブガイを飼い始めました。

                グロキディウム

                大きさは6~7cmほどです。

                この貝が先週、
                水槽のなかでグロキディウムと呼ばれる幼生を吐き出したのでびっくり!

                グロキディウム
                背景は一ミリ角の方眼用紙です。

                あわてて調べてみるとこの種の幼生はヨシノボリに寄生するらしいことがわかりました。
                幸い、施設内でヨシノボリを飼育していたので、
                さっそくドブガイの水槽に2匹のヨシノボリに入っていただきました。

                そして今日、改めてヨシノボリの様子を見てみると、、、
                グロキディウム
                おお!たしかにヨシノボリのひれにくっついてる!
                数えてみると全身で30以上のグロキディウムがくっついていました。

                通常は2週間程度で寄生をやめるそうなので、
                この状態を見られるのは今だけです。
                ご覧になりたい方はスタッフまで!


                展示していたフネドブガイが…

                0
                  ふれあいの里ではいろいろな生き物を飼育・展示しています。

                  その中でもフネドブガイはかなり地味なものの、よく見ると口にしま模様があってじっくり観察するのにオススメの生き物だったのですが、今日、亡くなっているのを確認しました。

                  ここのところ水換えをしてやれていなかったのが原因かもしれません。

                  とにかく、こままでは亡くなったフネドブガイさんに申し訳が立たないので、せめてもの弔いに標本にさせてもらうことにしました。

                  殻を開いてみました。
                  死後あまり時間が経っていなかったようで、軟体部も腐らずに残っていました。

                  殻から外すと半透明のとてもきれいな体をしていることがわかります。
                  右側が口(ここから水を吸ったり吐いたりする)で、左下にあるオレンジがかった部分が足です。

                  少し洗って、10%のホルマリンで1〜2日固定します。上手くいきますように。


                  殻の表面には大きなヒビが入っています。
                  これは採集したとき既にあったものですが、とても深い傷だったことが改めてわかりました。
                  本来、フネドブガイはもっと細長い形をしているものですが、この傷のせいで丸っこい形になったしまったのかもしれません

                  しかしあんなに狭い水槽でよくも1年半も生き抜いてくれたものです。
                  ご冥福をお祈りします。


                  藤野くんのウホウホ顕微鏡シリーズぁ 船灰轡織ヒメモノアラガイ〜

                  0
                     久々のウホウホ顕微鏡シリーズです。

                    ここのコーナーは、マニアック度のかなり高い領域ですが、
                    スタッフ藤野くんのいきもの愛をビシバシ感じるコーナーでもあります。

                    貝も大好きな藤野くん。本日、ご紹介するのは、「コシタカヒメモノアラガイ」


                    このコです。

                    貝の上側についてる黒い小さな点々が、「目」です。
                    藤野くんは、今日も顕微鏡を覗きながら、「この小さい目がかわいいんですよねぇ〜」と、うれしそう。

                    どれどれと顕微鏡を覗くと、この小さなコはモニョモニョ動いてます。
                    「なにこれッ!!かわいい〜」
                    目もかわいいけど、動画で紹介したいぐらい、かなりカワイイ動きです。

                    貝をかわいいと思ったことは、はじめて。
                    ちょっとは、藤野くんの目線と一緒になれたようで・・・。


                    藤野くん曰く、今度は、2枚貝のかわいさも紹介したいとか・・・。

                    果たして、2枚貝のかわいさを共有できるのか!!
                    どんどんディープな世界が広がりそうでたのしみです。



                    雨上りの草原のあちこちで、ヨシの葉の先にぷらーんとナガオカモノアラガイ

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                      昨日のひどい雨では、
                      敦賀市内には影響はなかったようですが、
                      県内では、あちらこちらで冠水被害が出ました。
                      被害に会われた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。


                      さて、雨が上がったとはいえ、まだ暗雲たちこめ、
                      いつ降ってもおかしくない空の下、
                      こんな天気だから、きっと来園される方も少ないだろうと、
                      スタッフFくんと、中江周辺の調査をしに行きました。

                      すると、中江周辺にあるヨシやマコモに、
                      ちっちゃなカタツムリ?のようなものが、たくさん見られます。
                      スタッフFくんによると、カタツムリではなく、
                      ナガオカモノアラガイ、だそうです。
                      ナガオカモノアラガイ
                      雨が降るとヨシやマコモの葉の上に登ってきますが、 
                      普段はこんな風に落ち葉の裏にいます。
                      体に比べて殻が小さいので体が収まりきらないので
                      とっても乾燥に弱いのです。

                      ってことだそうです。

                      実は、私のカメラは修理中なこともあり、
                      Fくんに撮影をお願いしていて、確かに、
                      ヨシやマコモに登っているナガオカモノアラガイ、
                      登っているというよりは、ぶら下がっているようなカワイイ姿を、
                      撮ってもらっていたはずなんですが、
                      どうしたことでしょう、カメラが見当たらないとか・・・
                      え〜〜、なんかカメラが呪われてる?(苦笑)

                      そんなわけで、昨年の画像ですが・・・と、
                      撮りためておいてくれたものを、ちょっと借りてご紹介します。
                      Fくんいうように、体が殻からはみ出てます。
                      確かに乾燥に弱かろうねぇと思いました。

                      そんなわけで、乾燥に弱いこのナガオカモノアラガイは、
                      雨上りの露いっぱいの草の上には、たくさん出てきてくれるようです。


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