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ディープな話題がゾクゾク!今年も「みんなで報告会」を開催しました〜

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    敦賀はもう桜が満開。まさに春爛漫です。

    田んぼにはアカガエルのオタマジャクシがひしめいています。

    少し遅くなってしまいましたが、3月21日に行われた

    「中池見の今をシェア! 子どももおとなも みんなで報告会」の報告です〜

     

     

    昨年から始まった「みんなで報告会」。今年度も、立場も年齢もさまざまな

    10組の発表者から日頃の活動の成果が報告されました。

     

     

     

    第一部のトップバッターは咸新小学校5年生の皆さん。

    1年かけて取り組んできた中池見での活動について、

    自作の俳句を交えながら楽しく報告してくれました。

    また、最後にはみんなで考えた中池見のステキなところと

    中池見でやってみたいことの紹介があり、

    地域の方と触れ合えることや、生き物の種類が多いことを

    ステキだと思ってくれていると教えてくれました。

     

     

     

    続いては、気比高校付属中学校の総合学習1班を代表して

    3年生のお2人が登場です。

    中池見で行った水質調査について報告してくれました。

    今回の発表では特に伝導率とpH、塩分濃度について注目していて、

    調査結果から、天筒山周辺の調査地点ではそれぞれの値が周りに比べて高いのは

    天筒山に石灰岩質の土壌があるためではないか、という仮説を紹介してくれました。

     

     

     

    ここでちょっとブレイクタイム...

    中部大学 村上哲生先生・浅利・藤野による特別座談会です。

    「ムカシコドモからミライオトナへ」をテーマに、それぞれの子供時代や

    小中学生へ向けてのアドバイスについて話しあいました。

     

     

     

    午後からの第2部は村上先生の水管理に関する報告から。

    水田への客土によって生まれたという笹鼻にある大きな池(通称、笹鼻池)は

    変動を繰り返しながらも、深く、広くなっているらしいということ、また、

    夏には底泥表面が貧酸素状態になるため、生き物が住みづらい環境になっている、とのことでした。

    これ以上、池が広がるのを食い止めるためには江堀りをするという提案がなされました。

     

     

     

    福井県立大学海洋生物資源学部の鎌倉史帆さんからは去年に続いて珪藻についての発表です。

    珪藻の暮らしと多様性について、クイズや鎌倉画伯直筆のイラストを交えて分かりやすく報告されていました。

    数ある珪藻類の中でも特にクシガタケイソウについて調べられているそうで、

    実験室内でのみ確認されていた有性生殖を野外でも確認できた、とのこと。

     

     

     

    龍谷大学大学院の辻冴月さんと近畿大学大学院農学研究科の岡田龍也さんは、

    一昨年から注目されている中池見に生息する2種のドジョウについて、

    水中に存在するごく微量のDNA(環境DNA)を用いてその分布を調査されたそうです。

    調査によると、2種のドジョウは中池見内で大まかに住み分けており、個体数にも差があるようです。

    最新の技術である環境DNA解析ですが、費用などもそれほどかからないとのことでした。

     

     

     

    中池見湿地における淡水カメ類の交雑問題について報告してくださったのは、

    東邦大学大学院理学研究科の宍倉慎一郎さん。

    中池見では在来種であるイシガメと外来種の可能性が高いクサガメの交雑が問題になっていますが、

    今のところ、純粋なイシガメと思われる個体が多く、交雑はそれほど進んでいないと考えられるそうです。

    とはいえ、解析できた個体はまだまだ少なく、今後も継続的な調査と普及啓発が大切であるとのことでした。

     

     

     

    続いて報告されたのは日本鳥類標識協会会員・ウェットランド中池見会員の吉田一朗さん。

    吉田さんが中心となって中池見で長く続けられている鳥の調査について報告していただきました。

    月に一度の観察やカスミ網を使った標識調査、さらには無人のセンサーカメラを用いるなど、様々な

    方法で中池見の鳥類を観察してきた吉田さん。過去の記録や寄せられた情報を合わせると

    中池見だけでこれまでに179種もの鳥類の記録があるそうです。今後は、できるだけ同じ条件で

    継続させていくことが大切で、得られた記録について、他の人が活用できるようにしていきたい、とのことでした。

     

     

     

    最後の2件はスタッフから!

    浅利くんは昨年に引き続き中池見で見つかった好蟻性昆虫について。藤野は2017年度に見つかった

    希少な動植物について、その特徴と発見までの経緯を報告しました。

     

     

    大盛況のうちに幕を閉じた「みんなで報告会」

    閉会後はセンター2階の多目的室で懇親会です。

    質疑応答でも聞き切れなかった疑問や報告では触れられなかった研究内容について、

    活発な意見交換が行われていました。

     

    なお、「みんなで報告会」の様子は後日、RCNでも放送されるそうです!

    ぜひチェックしてみてください〜


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